当教室の沿革

天野道之助初代教室主任(当時助教授)は、1950年夏より日本人で初めて米国での2年間の麻酔科臨床研修を終えて帰国、当教室を主宰しました。
1961年3月教授に就任、全国で麻酔講習会を開催するなど人材育成に努め、1962年第9回日本麻酔学会を会長として開催しています。1981年長野政雄第2代教授が着任し、急増する麻酔科管理手術に加え、一般病棟での人工呼吸管理に対応するなど手術室外業務の拡大に努めました。
1987年新棟(現2号館)に新手術室が、1988年一般集中治療室(現集中治療センター)が開設されました。
1990年7月福島和昭第3代教授が着任し、教室の国際交流活性化を図り、1994年第5回国際神経筋肉会議を主宰しました。
1997年4月着任した武田純三第4代教授は数多くの人材を他学に輩出すると共に、日本麻酔科学会、日本心臓血管麻酔学会理事長を歴任、2009年8月から4年余り慶應病院長の重責を担いました。2004年第9回国際心臓血管麻酔学会を、2011年には日本麻酔科学会第58回学術集会を主宰しています。
2012年10月より、森崎浩第5代教授が「社中一丸となって質の高い麻酔科医を数多く輩出すること」を目標に掲げ、教育拠点病院の重点化と人材の再配置を含む様々な再編を進めています。
2018年、当医学部開設100年事業として竣工した1号館に新たに手術センター、集中治療センターや痛み診療センターなどが開設され、2020年に日本麻酔科学会第67回学術集会を、2021年には橋口さおり准教授が第26回日本緩和医療学会学術大会を主宰することになっています。

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